PECSについて・・・⑤

今日もPECSについてです。
フェイズⅣは文章を作る段階です。元祖では「I want」カードがあったりしますが、日本では「ください」カードなんかがあるようです。(goghは「ほしい」カードにしていますが・・。)
ここでは、2つ以上のカードを用いて、「○○ください」を表現したりします。カードに文字をつけておいて、音声模倣なども随時添えるようです。それにより、発声や発語が増えることもあるようです。
2つのカードに慣れてくると、3つのカードで3語文も作ることができます。「僕は○○がほしい」などです。
こういう風に考えると、どんな子どもも言葉を同じようなステップで身に付けていくんだなと感じます。ただ、寄り添うコミュニケーションメソッドが、音声言語なのか、写真なのか、手話なのか、絵カードなのか、文字なのかということなんですよね。
ステップを踏む「当たり前」は、ヒトによって形を変えてこそ、それぞれの「当たり前」になるんだと、そう思います。