PECSについて・・・②

今日もPECSについて・・・。
PECSはThe Picture Exchange Communication Systemの頭文字を取っていて、日本語に訳すると「絵カード交換式コミュニケーション・システム」となるようです。
PECSでもっとも好きなところは、要求に重点をおいているというところです。
要求(言語行動でいうとマンドでしょうか?)は、自分が自分であるために必要不可欠なものであり、絶対に存在するものだと思っています。その要求を活用することで、はじめから般化され、そして、早い段階から取り組めるというところが、素敵だと思っています。
抽象的で分かり難いかもしれませんが、「ヒトに寄り添ってる」、あるいは「ヒトに寄り添える」支援だと、そう思います。
フェイズ1では、絵カードと要求するモノとの交換を教えるわけですが、そこには、自然と3項関係が成り立ち、共同注意や、リファレンシャル・ルッキングを獲得しやすい環境が自ずと形成されるんじゃないかと感じています。
そして早い段階から双方向のコミュニケーションを念頭におきながら支援できることが、私の思考には非常に合点がいきました。
やはり、理解言語だけでなく、表出言語まで含めて、言語であるし、コミュニケーションであると思うので、PECSの基盤の部分に、とても魅了されました。

あくまで独学ですので、誤った解釈が多々あろうかと思います(今後も多々)。お気づきの点は、コメントしていただけると幸いです。