支援ツール、そしてフェイディング・・。

昨日は高畑庄蔵氏の著書を紹介して、支援ツールについて述べましたが、わが街の養護学校でも、職員の先生方から支援ツールを集めるような活動がなされています。
もちろんhigh gradeなものばかりではないかもしれませんが(私はどれもhigh gradeだと思ってます)、子どもたちと関わる際には、必ず何らかの支援ツールがあるし、必要なんだなと感じます。
そんな中、最近もっとも関心があることの1つが、フェイディング(fading)です。フェイドアウトとも言うようですが、支援やプロンプトを徐々に減らしていったり、離していったりすることで、より自発性を高めるためのpointです。
支援の手立て、支援ツールを考えるとき、あるいは行うときに、その支援は続けていくためのものなのか、減らすことを前提に、まず増やすのか、考える必要があると思います。
本人が、指示待ちではなく、自己運動(こうしたい、こうなりたい、これをしよう、など)しながら活動できることが大切かなぁと思っています。
支援ツールが、子どもたちの周りに溢れることことを望みつつ、fadingできるものについては慎重にfadingしていくような、絶妙なbalanceをもっていたいなぁと、そう思っています。