養護学校におけるteam teachingを考える・・・。

わが街の養護学校では、基本的にteam teachingが行われていますが、teamで学級を経営することって、結構難しいようですね。
私は、教育は一枚岩になればなるほど強力なものになると信じて疑わないんですが、たった2,3人の小集団でも、教員が同じ価値観で、同じ教育観で支援を行うことは難しいと思っています。
授業において、T1、T2がそれぞれの役割を持っているんですが、その役割を共通理解しておくことは、大前提のようです。そして、その共通理解ができる人間関係を構築することは、大・大前提のようです。(でも、その人間関係を構築することが、実は一番難しいようです。)
鳥取大学の渡部昭男先生は、T1は指揮棒(タクト)を振る係、T2は子どもたちと教材・素材を出会わせる係だとおっしゃってました。
そう考えると、やっぱりT2の役割って大きいです。素材との出会いに、いろんな技術を駆使する必要があるでしょう。
例えば、インリアル・アプローチにあるような「パラレルトーク」「セルフトーク」などです。
そして、どういう関わり(声かけや賞賛、承認など)で活動への取り組みを強化しながら進めていくかを考えていく必要があるようです。
T2は、補助で見ておく人だと思っている方が結構いるようですが、T2こそが大切なんだと思います。
そして、家庭でいうなら、T1の役割も、T2の役割も、保護者の皆さんはお持ちなんですよね。
保護者の皆さんから、教員の皆さんが学ぶことも多いのかもしれませんね。