教材・教具

先日、はじめて特別支援教育に携わる先生方の研修会で、教材・教具について話をさせてもらう機会をいただきました。「では、実践発表をお願いします」って当日紹介されたときはちょっとドキドキしました。なぜならあまり自分のやってきたことを用意していなかったからです。「何に書くか?」という話では、普通の紙に書く、ラミネートした紙に書く、ダンボールに書く、牛乳パックに書く、画用紙、模造紙、透明のシート、色だって白、黒、黄緑、・・・・・とそんな話。「何でくっつける?」という話では、のり、テープ、両面テープ、ガムテープ、布テープ、マグネット、マジックテープ、ジャンボクリップ、ホットボンド、半田づけ・・・・とそんな話。「え、材料・素材の話!?」と思われたかもしれませんが。
教材もすこし持って行ってましたが、要はそんな話をしました。先生方が、ご自身の教室をぐるっと見回してみるような、時間割の出し方、朝の会の仕方、片付けの仕方、それを思い浮かべていただければと思ってました。
とはいえ、人前で話すというのは難しいもので、まだまだ考えが足りないと反省することも多くありました。
発表に引き続き、協議にも参加させていただき、先生方の悩みなどを聞いて、一緒に話す機会がありました。これが、とても新鮮で刺激的なものでした。
ある参加者の方が「ペグさしってなんのためにするか、はっきり言って意味が分からない。でも当たり前のように皆がしているから聞くに聞けない。」と。私は「ぜひ先輩の方々に聞いてみてください」と言ってから、自分の考えを伝えました。こういうことを話し合うのって、とても良いなぁと思いました。
「試合に勝る稽古なし」と昔、剣道の先生から教えていただきましたが、まさにそんな感じでした。
貴重な機会をいただき、感謝感謝です。