ことばの重み

先日、ご自身も聴覚しょうがいのある先輩教員にこんなことを教えていただきました。
「聴覚にしょうがいのあるものは、”ことばの重み”を理解しにくい。」と。

例えば、机から消しゴムが落ちそうになったときの「あぶない!」と、ブランコのちかくで遊ぶ子どもに言う「あぶない!」と、雪山で命の危険があるような「あぶない!」の、”ことばの重み”が伝わりにくいとのこと。

手話ではどれも同じ「あぶない」という手話を使う人が多いが、意味は背景を考えると、不十分なのかもしれません。ことばのネットワークを広げるということを念頭に置いたコミュニケーションを考えると、非常に貴重な御話を聞くことができました。