「じゃない」と「じゃない」

先日、「ついてるじゃないか!」という言葉が出たときに、「『ついてる』じゃない(か)!」という表現が出ました。「じゃない」には、共感を求めるような、「じゃない」と、否定を表わす「じゃない」がありますね。一頃前、ギター侍の方が「〜って、言うじゃな〜い」と、言ってありましたが、これは前者ですね。
こういうしゃべり口調を文字に表わしたときに、その文字から意味をとるのは本当に難しいですね。でも、わたしたちの耳に自然に入ってくる言葉って、もちろんしゃべり口調の言葉も多いわけで・・・。
しゃべり口調の慣用的な表現というか、そういうものに目を向けて、意図的に押さえていく、もちろん押さえ方はいろいろですが、そんなことも大切かと感じています。
物の名前、動きの名前をいかに教えるかということを考えていたおよそ10年。知らず知らずにやり方や方向性が固まっていたように感じますが、新しい職場に来て、良い刺激を受け、新たな考えや行動が芽生え始めているようです。
ちなみに、「じゃな〜い」は、「でしょ、でしょ」の手話で表わし、「じゃない!」は、片手フリフリの「〜ない」の手話で表わしました。