好子出現による強化

子育てを見ていると、好子出現による強化というものが随所に見られます。親は子どもに「快」の状態でいてほしいので、すこしでも喜んだ反応をしたりすると、それを何度も無条件に繰り返したりします。子どもにとっては、「親の行動を見て、笑ったり身体を動かしたりすると、親はまたその行動を取ってくれる、だからまた笑ったり身体を動かしたりする」、親にとっては、「ある行動をとると、子どもが笑ったり身体を動かしたりしてくれる。だからまたその行動をとる」といった感じですね。子どもにとってどこまで意識的なものかは分かりませんが、どちらにも行動随伴性が見られるように思います。こういったことが相対的に絡み合って、関わりというものが深く、広くなっていくんでしょうね。