教室環境を整える際に・・・①

新年度になって、新たな子どもたちと出会い、教室環境(「職場=歯医者さん?」からの脱却です)を整える中で、参考にした本があります。
自閉症児のための絵で見る構造化〈パート2〉―TEACCHビジュアル図鑑 (単行本) 佐々木 正美 (著), 宮原 一郎 (著)
自閉症児のための絵で見る構造化〈パート2〉―TEACCHビジュアル図鑑 (学研のヒューマンケアブックス)
パート1も買って読んだんですが(3年前ですけど・・・)、パート1は対象年齢がもう少し高いような印象を受けました。作業所などでの構造化の事例というかアイデアがたくさん書かれていました。パート2は、対象年齢が低くなって、学校や保育園などでできる構造化について紹介してありました。カードコミュニケーションについても書かれてあり、とても参考になりました。
教室の中の配置を考えるときに、子どもたちの動線が複雑にならないように、できる限りシンプルになるように工夫したつもりですが、限られた空間の中では、十分とはいえない部分もあります。でも、動線で導く部分と、視覚的に導く部分をうまく併用させながら、大人にガミガミ言われずに生活ができるような空間にしていきたいというのが目標です。日々の生活の中で、子どもたちの困り感を細かく観察し、そこに支援を入れていきたいと、そう思っています。