たまには、聾教育・・・。

たったひとりのクレオール


先日のある研究会で、手話通訳の方が、壇上で手話をされているのを見て、講演者の話よりも、手話通訳さんの手話を、じーっと見ていました。
今は手話を日常的に使う機会がないので、とても心がときめていしまいました。
聾教育では、昔から手話か口話かというような教育理念、教育方法の試行錯誤、紆余曲折があるようですが、今は手話というものが、大きく話題を集めているように感じます。
聾学校の子どもたちと話をすると、日常的にはやはり手話の重要性というか、必要性を感じました。
言葉が適切ではないかもしれませんが、「ウケ」が良いんです。
でもこの感覚というのはあくまで日常的なレベルで感じたものなので、これをいかに教育的に考えて、組み込んでいくかが大切かなとも感じていました。ここで1冊本の紹介・・・。
たったひとりのクレオール聴覚障害児教育における言語論と障害認識 上農 正剛 (著)
ISBN:9784939015557

とても読み応えのある本でしたし、難しい内容もたくさんありましたが、手話の大切さというか重要性を、専門的に述べられた本だと思います。
もちろん、ネット上でも賛否両論あるようですが、自分なりに読んでいって、自分の考えを振り返るのには良いかもしれません。
聾教育現場に戻ったら、もう一度読み返そうと思ってます・・・。まだ読めそうにありませんが・・・。