読み終えて(1回目)・・・。

自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC 自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC を読み終えました。読み始める前は、単純にPECSのhow to本だと思っていたのですが、それは第6章と第7章に書いてあり、その他は、「機能的なコミュニケーション」について、書かれてあるように感じました。実際的な場面で、要求を通した活動を最大限活用して、機能的なコミュニケーションを築いていくことについて書いてあるような気がしました。他の手法やプログラムと比べたりしながら、決してその善悪や是非を問うことなく、大切にしたい部分をしっかりと印象付けるような本でした。
何というか、「PECSはPECSであるけれど、PECSにとどまらない」とそんなふうに思いました。うーん、表現が下手で、何を言っているかわからないでしょうけど、PECSには段階やステップがあって、そのノウハウについても細かく書いてあるんですけど、そのPECSの手法にガッチリとはまらない場合でも、その理念や中心になる部分(私はやっぱり、いかに機能的なコミュニケーションがとれるか、そして本人が発信できるかという点もその一部だと思うんですけど)は、とてもとても大切だと思いました。やっぱり書けば書くほど、言ってることが自分でも分からなくなってきてますが・・・。
とにかく、1回読んだだけでは、十分理解できたとは言い難いものでしたので、早速2回目に突入し、著者であるアンディ・ボンディ氏やロリ・フロスト氏の書き記した内容を、少しずつでも理解していければと思っています。読まれた方のそれぞれのご感想も聞かせていただきたいですが・・・。
訳の改訂版などが出ていますが、そちらも参考にしながら読み進めたいと思います。それにしても、gooood bookです。