指文字

私が使っている指文字は、調べてみると「大曽根式指文字」というそうです。なるほどなるほど。自分が使っているもののことは、せめて名前くらいはきちんと覚えておこうと思います。で、考えると、他には「栃木式指文字」というのもあります。「大曽根式指文字」も「栃木式指文字」も清音については同じですが、促音や長音、撥音などの表わし方が違います。
例えば促音と長音を含む「ラッキー」は
大曽根式」
「ら」「っ(「つ」を胸元に引く)」「き」「−(人差し指を上から下におろす)」
これに対して「栃木式」
「ら」を出して、次に「ら」の形のまま胸元に引くことで「らっ」まで示し、次に「き」を出して、そのあと、「き」の形のまま下におろして「きー」まで表わします。

例えば撥音を含む「県(けん)」は
大曽根式」
「け」「ん」で表わします。
「栃木式」
「け」を出して、「け」の形のまま「ん」の動きを示して「けん」まで表わします。

このように、様々な違いがあります。それぞれの指文字の長所などを考えながら、その上で自分が使用している指文字を学習などに生かしていかなければと感じました。