映画を見る

高校2年生のときから、映画を見ることが好きになり、部活帰りにレンタルビデオ屋に行っては、好きな俳優さんや監督さんの映画を見まくっていました。はじめは外国の映画ばかりを見ていましたが、徐々に日本の映画にも興味が出て、あれこれ見ていました。
もちろんストーリーや俳優さんの演技にも注目していたんですが、私はいつもカメラの動き、カメラに収まっている人やものについて考えるのが好きでした。「どうして、前にいる主人公だけに焦点を合わせず、後ろの後姿の人まで収めているんだろう」とか「一瞬入った手元の映像は何だろう」とか「視線をアップで撮っていたのは何かな」とか。そんなことを考えながらミステリーを見たりすると、その後の展開を予想できて楽しかったです。また、その展開を裏切られてさらに楽しいということもありました。
今、私がしている仕事は、こんな思い出とは無縁のところにあるようにも思いますが、でもどこかで生かされているように思います。何かを印象付けようとするとき、どんな順番で何を持ってくるとよいのか、そういうことを考えるときに生かされているように思います。もちろん、映像技術などはありませんが、準備できるイラストや写真を使ってやりくりするときには、自分なりに意識しています。
物語文に挿絵を多く載せることを心がけていますが、その大きさや配置、向きなど、自分なりに考えるのは楽しいし、大切にしたい視点であります。
最近、全然見ていないけど、いろいろ見たいなぁ。。。
ちなみに、はじめて見た映画は・・・
ギルバート・グレイプ [DVD]
ギルバート・グレイプ ジョニー・デップ, レオナルド・ディカプリオ,ジュリエット・ルイス  ラッセ・ハルストレム (監督)
素敵な映画でした。