ほめ上手、叱り上手・・・??

職場などで、「子どもたちを叱らずに、できるだけ誉めましょう」と
言ったり、聞いたりするんですが、これって、子どもたちに対して
だけじゃないようですね。
そもそも、どうして誉めることが良しとされるかというと、
誉められることは、一般的には「嬉しい」ことですよね。
つまりある行動をすると、結果として誉められると、
その行動は強化されるという分析が成り立つわけです。
遅いながらも、1つの課題を子どもがやり遂げたときに、
「上手だったね、えらかったね。」と言うのか、
「遅い!もっと早くやりなさい。」と言うのかは・・・・
自由だぁーーーーー!!(犬井ヒロシ風)っとはいかないわけです。
やっぱり思考を柔軟にしながら、上手く強化の方向へ持っていくことって
大切だと想います。
で、本題ですが、これって、子どもたちにだけ当てはまるものではありません。
大人だって、叱られるより、責められるより、誉められたいと、
一般的にはそう考えます。
大人同士の関係においても、こうした「誉める」という強化子を使って、
大人の行動を操作することができるのではないでしょうか。
批判や否定は言いやすいかもしれませんが、
そればかりでは、聞いている人も気が滅入ってきますよね。
もちろん、「誉める」ことばかりというわけには、いかないでしょう。
叱る場面や責める場面も必ず出てくると想います。
そんなときでも、言われる本人にとって、好子出現による強化になり得るように、
上手に言い回しながら、フォローを忘れないことが大切かなと感じています。
なんというか、フォロー上手・・・。のせ上手・・・。
そんなことを考えました。
まあ、凡人の考えですけどね・・・。